北海道 元祖ワインの町
池田町といえばなんといってもワインが有名！車で十勝川温泉方面から池田に向かっていくと
沢山のワイン用ブドウ畑が目に飛び込んできます。
ワインのブランド名は「十勝ワイン」、十勝ワインを作っているワイナリーは全国で初めての
自治体 経営ワイナリーでもあります。
この十勝ワインの成功が現在北海道に３０か所以上あるワイナリー、ワインづくりにに影響
を与えたといっていいでしょう。
北海道でも有名な余市ワインや小樽ワインの先輩なんですね
・・・ってあまり十勝ワインの事を語っていると、池田町特集が終わってしまうのでここまで
としますが、十勝に来たら是非十勝ワインを味わってみてくださいね。
また池田はワインだけじゃありません、ワイン製造の副産物ワインオリを食べさせて育てるいけだ牛や、
一時期全国で一世を風靡した（！？）バナナ饅頭もここ池田町が元祖なんです。また駅前には
ワイングラスの形をした噴水のモニュメントがあり、歩道はワインに合わせて赤に染めているなど
池田町のワインへのこだわりが町の随所に見られます。
駅のワインの噴水です。 分かりにくくてすみません（焦）
移動手段
帯広から行くのでしたら汽車に乗って池田で自転車を借りて町内を回ってみるのも面白いですよ。
また池田町のご当地タクシーとしてワインタクシーがあります。
タクシーの横にワインの絵があるので見ただけでわかりますよ。
ワインタクシーにのって運転手さんに池田町の事を聞きながら池田の観光スポットを見て回る方も多いです。
もちろんレンタカーで回るのもお勧めです。
観光スポット
池田ワイン城（池田町ブドウ・ブドウ酒研究所）
この威風堂々さ！まさにお城でしょ！
先程ちょこっと紹介した全国で初めての自治体 経営ワイナリーがこのワイン城です。
本来の名まえは池田町ブドウ・ブドウ酒研究所というのですが、ワイン城という通り名が
有名で一般的にはワイン城と呼ばれています。
十勝ワインの醸造所であるワイン城は昔から北海道でも有名な観光スポットで、もちろん建物内にも
入ることができます。
ワイン醸造、熟成室やワインに関する知識、道具などを紹介する展示室を見学できたり、
十勝ワインの試飲や販売、レストランで地場産食材を使った料理も楽しむことができます。
ちなみに池田に観光にきた方はほぼ全ての人が寄るといっても言い過ぎではないでしょう。
コルクやワインの瓶の解説、 ブランデーの熟成室等、見どころがいっぱい！
こんな異国情緒あふれるものも、ワインに関係しているんですね！？
無料でワイン城の中を案内してくれるサービスもあります。
初めての方は是非！
ワインやお土産も沢山売っています。ここでしか買えないワインもあったりして！？
※大人気！リピーターさんや常連さんも多い池田ワインまつり
年に一度このワイン城の敷地内で開催される池田町最大、十勝いや、全道でも有数のイベントです。
道内だけでなく、全国からお客さんが訪れます。
ドリカムも来ました。（ワイン城に貼ってある新聞より）
十勝ワインの飲み放題（地元のブドウで作ったぶどうジュースもあり）や
道産牛の炭火焼肉食べ放題（限定でオリジナルハンバーグやウインナーもあり）、
地元池田牛の丸焼きなど、ワインでほろ酔い＋道産牛の焼き肉でおなか一杯になるボリュームたっぷりのイベントです。
池田のグルメを満喫できる大満足のイベントなので興味のある方は一度参加されることをお勧めしますよ。
参加するにはあらかじめ前売り券チケットを購入してください。チケットは５０００円（令和元年時）
と若干高く感じるかもしれませんが、参加してみるとその価格に納得、満足するでしょう。
その証拠にリピーターや常連さんがかなり多いんです。
ちなみに中、高生は２０００円、小学生は１０００円、小学生以下は無料です。
前売り券が残れば当日券もあるようですが、とても人気があるので期待しない方が良いでしょう。
池田まきばの家
老舗のレジャーコテージキャンプ場です。コテージに泊まったり（一部わんちゃんの宿泊も可）、
園内施設で遊んだりバーべキュー等、地場産の食材を使った食事を楽しむことができます。
自然を満喫したい、羊と触れ合いたい、ワンちゃんと一緒に楽しみたい等、
まきばの家ならでは様々な楽しみ方ができます。普段忙しい方も
喧騒を離れて自然に囲まれた別世界でゆっくりしてみませんか？
ボーヤファーム
シープドッグショーで有名な牧場です。テレビでもたびたび取り上げられており、
全国的にも知られています。人気がある為、団体のお客さんが入っている等、
混んでいる時には見られないこともある為、早めの予約をお勧めします。
ＤＣＴ garden IKEDA
ドリカムのボーカル、吉田美和さんのこれまでコンサートで使われた沢山の衣装を
見ることができるドリカムファン必見のスポットです。
衣装を実際に目の前で見て触れることができるので（ビニール！？越しにですが・・・）、
ファンの方は感激する事間違いなしです。残念ながら建物の中や衣装の写真は撮れませんが、
無料ですし楽しめること 間違いなしです。また、ここでしか買えないグッズ等もありますよ。
千代田堰堤
かつては池田でもワイン城と並び、池田の一大観光スポットでした。
正直以前と比べるとさびれはしたものの、その広大な大堰堤の迫力に感動される方もいらしゃいます。
またこの堰堤の醍醐味は9月下旬から11月上旬。鮭が沢山上ってくるのでこの時期に訪れるのは特にお勧めです。
ダイナミックな鮭のジャンプ、そしてその堰堤を登る姿は思わず応援したくなりますよ。
さびれてしまったと書きましたが、最近では川岸にあった古い観光ホテル跡を壊して景観を良くしたり、
不定期にイベントを開催したり、地元も力を入れつつあり、これからの復活に期待したいところです。
また、冬を中心に大鷲やオジロワシが来るので、実は野鳥ウオッチャーの方には超穴場なんです。
池田町のグルメ
ワインと肉牛が有名な池田町。その為か老舗の店はどの店も洋食と和食どちらも扱っている事が特徴で、
十勝ワインや貴重な池田牛をステーキやハンバーグで楽しめます。
特にこのよねくら、香味屋、ゆたかは池田町に昔からある老舗御三家と言っていいでしょう。
どの店も池田牛を使ったステーキやハンバーグを扱っています。
ただ、本格的な池田牛ステーキはちと高いのが痛いところです。
歴史が一番長く、バナナ饅頭や駅弁など名物の紹介などで、レストランよねくらの記事が長いですが、
他の老舗店もよねくらに勝るとも劣らない地元の人に愛されているお店です。
みんなそれぞれ個性があり面白いですよ。
レストランよねくら
この御三家の中で最も歴史をもつのが
レストランよねくらです。
その歴史は駅弁を出していた時代にまでさか
のぼると何と創業１００年以上！
創業初期から一緒に歩んできた１００年以上
続くメニュー親子弁当、そして同じく駅弁の
ベストセラーステーキ弁当等のヒット商品、お土産のバナナ饅頭等、魅力的なものを生み出し、
池田町観光にも貢献してきました。特にバナナ饅頭は大評判で全国区の有名商品になっています。
入り口にはバナナまんじゅうの看板が…
ただ評判が良すぎて全国で真似をする店が多く、類似品が全国的にありますがウィキペディアにもある通り元祖はよねくらです。
・・・ただ最近はそういった新しいヒット商品はしばらくご無沙汰なので、
また名物を発明して池田町を再び沸かせてほしいものです。ちなみにお弁当は今は駅では売っていませんが、
レストランよねくらで購入できます。レストランではカットステーキやハンバーグが人気です。
味の香味屋
地元の常連さんも多いですが、出張で仕事で来ている方もよく利用するお店です。
メニューが和食、洋食共に豊富でどれを食べようか迷ってしまいます(笑)。
またポークチャップなど良い意味でどこか懐かしいメニューが多いです。
色々な味を楽しめる昼のランチセットも評判が良いですよ。
御馳走ゆたか
居心地の良さを追及して店の地下には１０トンの備長炭が敷き詰められているとか（驚）！
また同じく水にもこだわり、専用の浄水設備を用意する等、色々とこだわりの強いお店です。
料理はメジャーなものから創作料理までジャンルが幅広いですが、いい意味でどこか今風の料理といったメニューが多いです。
ちなみに私が以前いた会社で、こちらから仕出しを注文した事があるのですが、
手のこんだ料理が多く入っていて好評でした。限定の月替わり彩膳が人気です（毎日１０食限定）。
定員さんの対応がとってもグーでした！ 写真は十勝牛ステーキ
ハッピネスデイリー
十勝管内でも有名なアイス屋さんです。まだジェラートが今ほど有名ではなかった頃から
ジェラートの店として人気で、十勝管内からジェラート目的でわざわざここに食べに来る人も沢山いました。
ジェラートのほかにもお菓子やチーズ製品がおいしい！池田に来たら是非寄っておきたいお店です。
観光で初めて来られるならなおさらですね。
老舗の味を味わってみてください。ジェラート二種盛りで３５０円とお値段もリーズナブルなところがうれしいですね。
よみがえるか観光王国池田、プライドを取り戻せ！
池田町といえば十勝では観光の町として有名でしたが、全盛期を知る者としては
今の状態は少し物足りなく見えてしまいます。
しかし最近は千代田堰堤でのイベントや池田ワイン城のリニューアル等、
かつての力を取り戻そうと池田町も頑張っています。
個人的に注目しているのは千代田堰堤。実は十勝でオオワシやオジロワシが一番飛来する地域ですが、
知る人ぞ知るという感じで、この地域資源をいまいち活かしていないのは正直もったいないな～なんて思います。
あくまでも個人的な意見ですが・・・
こんなことをかいてしまうのも、池田町にはポテンシャルがあると感じるからこそです。
頑張れ池田町！
・・・ってそこまでさびれてはいませんし、今でも池田町は観光の町としてとても魅力がありますので
まだ一度も行った事がない方は十勝に来たらなら是非寄ってみてください。