帯広は北海道版食い倒れの町(?)
帯広紹介は観光地編とグルメへんに分けると書きましたが、グルメ編の内容は詰めても詰めても大変長くなってしまったのでグルメ編を二つに分けました(焦)。ごめんなさい。
十勝は日本の食料基地、そしてグルメは十勝と前記事で書きましたが、そんな十勝の中心地である帯広はグルメの町で間違いなし!なんですよ!
略して北海道版食い倒れの町(!?)なんです。
もちろん他の十勝管内市町村にも、とても美味しく全然負けていない店はあるのですが、やはり美味しいお店の数で言えば帯広が一番です。
今回はそんな帯広市民ならみんなが知っていて、ほとんどの人が行ったことのあるお店、いわゆるソウルフードについての特集をしたいと思います。
元祖帯広のソウルフードはやはり豚丼
ご存じ、帯広名物の豚丼です。帯広には数多くの豚丼屋さんがあり、私のおすすめは「元祖豚丼のぱんちょう」、「豚丼のとん田」、「十勝豚丼いっぴん」ですね。
この3店舗は値段も手ごろで豚丼を食べてみたい人になら誰にでもお勧めできる豚丼の名店です。
元祖豚丼のぱんちょう
十勝編でもお勧めさせてもらいました元祖豚丼のぱんちょう。
豚丼が食べたいなら、まずはここからと言ってもいい、間違いなくお勧めのお店です!継ぎ足し、継ぎ足してきた秘伝のタレで焼いたロース豚のジューシーさと炭の香ばしさがたまりません。
昔からこの店で豚丼のおいしさに目覚め、はまる人が続出しています。
私は地元民なのでおいしいとは思っていたけれど、そんなにすごいとは思っていませんでした。
しかし旭川での学生当時、普段はムスッとしている顔の先生が「帯広のぱんちょうで豚丼を食べたらめちゃくちゃおいしくて驚いた」と目を輝かせながら話すのを見て
「普段ムスッとした顔しかしない、この先生ををこんなに感動させるなんて、恐るべし、ぱんちょう!」と、ぱんちょうの偉大さをしりました。
ちなみにメニューは豚丼のランクが・松・竹・梅・花でわかれているのですが、実は松が一番ランクが下と通常の店と逆なのでちょっと注意が必要です。
値段が違うのですぐわかると思いますが(笑)。ちなみにランクの違いは肉の枚数。ランクが上がるたびに、肉の量が一枚多くなります。
豚丼のとん田
こちらも今や、ぱんちょうと評価を二分する程の超人気店です。ミシュランガイド2017にも掲載されました。
先代の創業者は帯広でも元老舗のお肉屋さん。選び抜かれ、厳選された豚肉を使っているのが特徴、秘伝のタレも人気です。
また多くの人気店は炭焼きが多いのですが、ここは炭焼きではなくガスの網焼きです。
豚肉も豚丼では一般的なロースから豚バラ、そしてなんとヒレまで選べます。実はこの店がオープンした当初は豚丼はロース肉が一般的だったのですが、
バラ肉やヒレ肉を採用したのはここが初めてかもしれません。また独特の花のような肉の盛り方もここが始まりかも。今は他の店でもやっていますが、
当時は色々と革命をおこしていた店と言えるでしょう。
とくに炭焼きが苦手な方でしたら断トツでお勧めです。ですが勿論、炭焼き派の人にもお勧めできます。
それはとん田の豚丼がおいしすぎて下手な炭焼き豚丼では敵わないからです。とん田恐るべし!
しかも地元十勝産の豚肉ロース、バラ、ヒレとも普通盛りで780円とコストパフォーマンスに優れているのも◎です。
注意点は店舗が変わっているので以前こちらを訪れた方は、間違えないように注意してくださいね。また、人気店なので当然ですが土日祝日はやたら込みます。
時間をはずして・・・と言いたいところですが、材料がなくなることがあるので、どうしても食べたい方は、待つのも覚悟しなければならないかもしれません。
豚丼いっぴん
ソラチという北海道のタレの専門店が開いた豚丼屋さんです。
ここも正統派の炭焼き豚丼の店。肉はジューシーですが食べやすく、ぱんちょうにくらべると若干すっきりした味かもしれません。どちらが上ではなく好みの問題ですが。
ご飯も豚丼専用にブレンドしてあり食べやすく、地味ですが豚丼の上に乗っている白髪ねぎがいいしごとをしています。駐車場も比較的に広くて入りやすいです。
またここは本店ですが、札幌にいくつか支店があるので、帯広で食べられなかった方は、札幌でお試しください。
以上、私が安心して薦められる豚丼屋さんです。この三店舗はレベルが高く、良くネットでは「順位づけ~」なんてしていますが、
正直、レベルはほぼ横並び。あとは好みの問題と思ってください。
どこも行ってみて「あちゃ~これは失敗したな」と思わせない店です。当たり前ですが豚肉が苦手な人はこれに該当しませんが(笑)。
また今回は豚丼焼きのジャンルが炭焼き、ガス網焼きと出てきましたが、家庭のようにガスフライパン焼きの店もあります。
しかしそこはプロ、炭焼きに負けない豚丼を出す店もありますよ。
また黒い豚丼やみそ味の豚丼、伝説の豚丼(!?)等、まだまだ名店があり、ご紹介した三店舗に負けない店もあります。
いや~豚丼道は単純そうで奥が深いです。もし今後機会がありましたら特集させて頂きたいですね。
ちなみに豚丼は帯広では各家庭で一般的に食べられている料理です。自分でタレを作ることもできますが、家で豚丼を作るときは市販品を使う方が多いです
。帯広のお土産にもなっているこの豚丼のタレ、次の項目でどこで買えばいいのかをお伝えしたいと思います。
帯広のお土産豚丼のタレはここで買え!
豚丼のタレは有名店や観光のお土産コーナーでも買うことができますが買う場所、そしてブランドによっては結構値が張ります。
しかし帯広では一般的な食べ物だけあって実は帯広市内のスーパーで手頃な値段で豚丼のタレが買えちゃいます。
しかも、北海道を知り尽くしているタレのプロが作っているので、そこら辺の高級タレにも実は負けないお味ですよ。
ちなみに私もその時の気分でベルやソラチの豚丼のタレを購入して使っています。
こだわりがないのでしたらスーパーでもリーズナブルで本格的な豚丼のタレが購入できますので、そちらで購入することをお勧めします。
帯広ではダイイチやフクハラ等、大きなスーパーならどこでも豚丼のタレが売っていますよ。初心者の方が初めて買うなら、ベル食品かソラチのタレをお勧めします。
豚丼に負けないソウルフードインデアンカレー
前回もご紹介しました、帯広といえばインデアンカレー。過去全国区の有名カレーチェーン店が何度か帯広に進出してきましたが、
いずれもこのインデアンカレーに返り討ちにあい、退散しています。
それもそのはず、某人気観光地の老舗レストランのカレーにも負けないいい意味で深いおいしさなんです。
ちなみに食べていく余裕がなくてもお持ち帰り、テイクアウトができますよ。ごはん抜きでルーだけを買って帰ることもできます。
値段も非常にリーズナブル。以前の記事でインデアンカレー453円と紹介しましたが、ルーのみでは何と345円なんです。安いでしょう!
・・・ただし容器代が別途54円かかります。しかし、インデアンではルーのテイクアウトに鍋持参を推奨しています。勿論鍋持参なら容器代はかかりません。
ですので夕方の食事時には店に鍋持参でルーをテイクアウトする地元のお客さんが珍しくないんですよ。
この味でこのお値段!まず食べて損したという方はいないでしょう。是非食べていってくださいね。 ちなみに店舗によって微妙なんですが、味が違うんです。
いやいや、違いは大きくないんですが、やっぱり何か微妙に違うんですね・・・
なので常連の方は「自分は○○店のインデアンが好きと」自分お気に入りの店舗に行く傾向があるようです。
良く帯広に訪れる方なら、いつもと違う店舗に行って味を比べて見るのも面白いかもしれませんよ。
自分のなじみの店舗ができたら、あなたも立派なインデアンカレー市民です(笑)。
帯広焼肉のソウルフード 焼肉レストラン平和園
ここも帯広市民なら誰もが知っている言わずと知れた焼き肉のソウルフードです。
一般的にジンギスカンはジンギスカン鍋と言われる丸い鉄板鍋で作るのが一般的でしたが、ここはガスの網焼きスタイルです。
何が美味しいってまずはジンギスカンでしょう。ジンギスカンは三種類。特上、上、並、の三種類ありますが、何がすごいってジンギスカンの並がとってもおいしいんです。
また驚くべきはその値段!何と一人前380円なんです。この美味しさで!
ちなみにジンギスカン定食はジンギスカン一人前にごはん、サラダ、味噌汁(多い!)、漬物がついて600円。
ほとんどの人が基本はこれを注文し、他の物をつけ足していく傾向が多いかもしれません。
他の焼肉屋さんに比べるとコストパフォーマンスが一級品です。
ここもインディアンと同じく全国区の焼肉屋チェーンが平和園のすぐそばに店を建てて挑戦状を叩きつけましたが、
平和園のコストパフォーマンスと味の前にあえなく撤退して行きました。
ただし、混みます。豚丼屋さんと違い観光の方よりも地元民で混む傾向があります。しかも平日でも!
待つのが嫌な方は時間はちょっと外されて行った方がよろしいかもしれません。
また一般の席と貸切の部屋があるのですが貸切の部屋になると200円お部屋代を取られてしまうので、
それに抵抗のある方は一般の席を希望しましょう。
この平和園も店舗にすごくこだわりがあり、店舗ごとに店の作りが違います。
帯広を頻繁に訪れる方は前に来た店舗とは違う店にいって店の作りを比べてみるのも面白いかもしれません。
パンのソウルフード・ますやパン
ここも帯広の老舗です。値段も原材料の高騰で多少あがりましたが、比較的リーズナブルです。色々な種類のパンがありますが、
試食できるパンも豊富ですので、試食で安心して購入できるのが嬉しいですね。ちなみに観光で来る方が珍しいと良く買われるのは白スパサンドです。
白スパというスパサラダのようなスパゲティ(あえてパスタと言いません)をサンドしたサンドウィッチ。食べるとうわあー!うまいー・・・とはなりませんが、
昔懐かしいそぼくな味なんです。結構はまる方も多く観光でこられる方もマスヤによったら必ず購入するリピーターさんも多いそうです。
地元民こと、私はこれ全国にある物だと思っていましたが、ここマスヤだけだったんですね。全国的には一時期わいわい騒がれましたが、地元民にはなんの変哲もないパンです。
まさかそれがこんなに有名になるとは!
個人的にはシナモンと砂糖をまぶしたねじれドーナツがお勧めですが、まぶした砂糖が溶けてしまうので、買ったらできるだけ早く食べることをお勧めします。
以上4つの帯広のソウルフードをご紹介しました。帯広観光の際にはこの帯広ソウルフード四天王、外せませんよ!
次回はその他の老舗や評判の良い店やお菓子屋さんをご紹介します。